皆さんこんにちはわーい(嬉しい顔)

ペインクリニック・東洋医学科の緒方です手(パー)
東洋医学を利用した治療症例を少しずつ御紹介したいと思います目
症例1)首から両肩にかけての痛み、両手のしびれが改善した症例。
主訴:首から両肩にかけての痛み、両手のしびれ

既往歴:49歳 腰椎椎間板ヘルニア、51歳 子宮筋腫手術、53歳 右膝関節鏡手術
現病歴
平成X−1年12月頃より、首から両肩にかけてのこりと痛みと両手のしびれ出現。
近医の整形外科や整骨院にかかっていたが、症状が次第に増悪してくるために、平成X年 4月15日初診。

西洋医学的所見
身長148cm、体重62.4kg。頚部X線ではC4〜6の変形ならびに骨棘の形成、椎間孔の狭小化が認められた。診断:変形性頸椎症

経過
初診時に桃核承気湯処方。
1週後、「肩こりが少し楽になりました。」同処方が有効と考え、継続する。
4週後、「頭痛はなくなりました。便秘もありません。肩こりが少しある程度です。手先のしびれが残っています。」肩こり体操、ストレッチ等、運動するよう勧める。
8週後、「調子いいです。手先のしびれもありません。」その後、同処方を継続しているが調子良好である。

まとめ:漢方療法で変形性頚椎症による首から両肩にかけての痛み、両手のしびれが改善した。

症例2) 頚椎ヘルニアで鍼治療を含む統合的治療が奏功した症例
主訴:両手両足のしびれ、両手の痛み(NRS8)


現病歴:平成X-1年7月頃より、両手のしびれ出現。整形外科受診。MRIでC4/5ヘルニアによる頚椎症で、入院加療し、リハビリ行う。次第に両手を動かすと疼痛としびれがでて、箸も持てなくなり、両下肢のしびれも出現する
平成X年6月より某大学東洋医学科外来加療受けるが、症状改善しない為、
平成X年9月17日当科外来受診し、10月13日入院となる。
入院時現症:身長153cm、体重62kg、握力(R:8.3kg、L:0kg)
既往歴:昭和63年糖尿病(3回入院)、平成20年 狭心症、心臓カテーテル術施行、平成21年 頚椎椎間板ヘルニア
西洋医学的診断:X-P:C4/5椎管孔の狭小化、MRI:C4/5ヘルニア、頚椎症性神経根症
治療:漢方薬(桂枝芍薬知母湯、桂枝茯芩丸、ブシ末)を服用。
星状神経ブロック、トリガーポイントブロック、電気頭皮刺激鍼治療後リハビリを行う。
経過:10月27日(2週後)には、両手動かしても痛みはなくなる。両足のしびれもなくなる。11月4日(3週後)本のページがめくれ、パソコンも打てるようになる。食事は全部箸でできるようになる。
11月17日(5週後)両親指が少し痛い程度(NRS2〜3)。握力(R:11.4kg、L:5.4kg)に改善。
11月29日字を書いても痛くない。「免許の更新できました。」
12月27日握力(R:12.3kg、L:8kg)にまで改善し退院となる。
平成X+1年 6月両手の痛みなし。握力(R:15.9kg、L:11.2kg)、MRI上変化なし。

まとめ:統合的医療(東洋医学+西洋医学)で症状が著しく改善した頚椎椎間板ヘルニア症例を経験した。統合的医療は難治性疼痛の治療に有用である。

今回は、2つの症例をご紹介させて頂きましたが如何だったでしょうか?
文章だけでは伝わりづらい部分もあろうかと思いますので、写真や映像を追加していく予定ですひらめき
posted by 門司病院 at 2011年08月18日 | ペインクリニック・東洋医学症例